脳の森の切り株の攻防

ギャンブルを中枢に置く生活を続け、清々しいまでに友達がいなくなりましたこの鋼の体、キャシャーンですけれども、悪も撃つけど博打も打つよ!でおなじみの新造人間でございます(38歳)。
このGW前半のサンガリア、もとい3が日、まさか3日ともギャンブルすまいと思っておりましたが、人生は上り坂、下り坂、まさか、の3つがあると申しますとおり、まさかの打つ・打つ・打つの三拍子でございました。完全に予想通りです。
ギャンブルにハマるというのは、いつから、という自覚など全くなく、気が付けば浸食されているという類のものです。もはや勝ちたいのか負けたいのかもよく分からなくなっているという。
例えば最近競馬でよくやるのが、1万円の単勝1点買い。とてもシンプルに、お馬さんがスタートしてゴールするまでにこの1万円が燃え尽きるかどうか、そのドキドキ、というか単なる動悸かもしれないんですけど、それを楽しむというね。レース中のほんの1分30秒ほどの間、「お前はただ金を燃やしたいだけなんだろう?お前の人生なんてたかがこんなレースで勝ったところでもう軌道修正できないぜ?もっとも最初からお前の流れ着く先なんて町はずれの浄化センターなんだけどなこのクソ野郎!」という悪魔の言葉が精神をグワアアアと支配してくるんですよ。結果的に買った馬が1着でゴールしたら、その瞬間に悪魔は脳内麻薬さんたちに八つ裂きにされて異空間へ葬られるんですけど、また次のレースには何事もなかったように再生して私に語りかけるのです。彼は不死であり、彼がいるがゆえに脳内麻薬さんたちも仕事が得られるので、私の頭の中の森は、いつも切り株のテーブルを囲んで悪魔さんと麻薬さんたちがキャッキャウフフと追いかけっこをしているんだよ。
結局この3日間で10万くらい勝ちました。これは10万くらい使って20万くらい取り戻したわけなんですけど、脳の森の切り株広場では、最終的に悪魔さんたちと麻薬さんたちが輪になって切り株の周りでマイムマイムしているような状況です。やっぱり悪魔も金が好きなんですね。ないとギャンブルできないですから!ところでこの広場の中心にある切り株はなんなんだろう。自分がイメージしたものとはいえ何のメタファーなんだろう?もう怖いからこういうのは話さないことにする!